KIWA 006 ── ほとり / 深掘り
富士宮・聖地の物語 Fujinomiya Sacred Place
富士山の南麓・富士宮に重なった信仰・湧水・食の記憶を、物語・体験・商品・映像の順で世界へ差し出す。

WHY EDGE ── なぜ端か
富士山への視線は山頂と登山道に集中する。その視線分布の端にある麓の土地。
富士山そのものは端ではない。端にあるのは、その麓の富士宮に積もった生活文化の層——湧水が日常の中を流れていること、浅間信仰が暮らしの所作に残っていること、祭り・食・路地・職人・日常の祈り。
観光の動線は山頂や撮影地点へ向かいやすく、この層は通過されやすい。「富士山は誰もが知っているのに、富士宮の層はほとんど知られていない」という落差そのものが、この部屋の主題である。
現地の担い手への取材はこれからの仕事だ。わからないことは、わからないと書く。確かめてから、灯す。